ハワイ州50周年・・・。

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8月21日。ハワイがアメリカの50番目の州となって、50年が経過した。
通常、アメリカ人の50歳の誕生日は、人生の中で最も盛大に行われる。「BIG 50′ アリバーサリー」というもの。
しかし、今年の、この記念日は、ささやかに行われただけでなく、ハワイ各地で会合や、会議、コンベンション、カンファレンスが相次いで行われていた。
ワイキキで行われたコンベンションには2000人が参加した。
「過去の出来事はすでに終わったこと。次の


50年に向かって・・・」という話。
日本人もハワイの悲痛な過去については知らない人のほうが多いだろう。
なぜ、盛大にお祝いができないのか。その理由を本当に考えてみた人はいるだろうか?
戦争のための前線基地として、ハワイという土地柄を必要とし、当時アメリカのフィリピン侵攻と同時に、強引にハワイを奪取。そして、その後の悲劇はご覧の通り。
カホオラベ島は、Target Islandと言われ、軍の演習のための、爆弾を落とすための、標的の島、として利用されていたのはつい最近までなんです。
戦後、州となり、その後50年経過。アメリカ人の憩いの島として観光資源のために、乱伐、開発。しかし、現在では、日本をはじめとする観光客の激減(ピーク時の半分以下)では、産業が成り立つはずもない。なぜなら、ハワイの地の利がないカルケージアンが考えているのだから。
ついには、過去の出来事は、もう終わったことだから、みんなで、次の世代に向かって考えよう。という主張。
はたして100%納得が行くのだろうか?
レイを作るときに必要なTi。ハラウでは、Tiを育てています。それはハウマナ全員の義務です。
葉1枚を育てるのに、どれだけ時間がかかることやら。その1枚を何の気なしに、お金で買ってしまうことは簡単ですが、大切にしてほしいことは、自然の大切さを理解してほしいのと、自然と対話をしてほしいからです。
開発した土地は元に戻るためには、時間がかかるのです。
ハワイの土地がハワイとして戻るためには、残念ながら、私が生きているうちに叶うことではないでしょう。
この日、先住民たちのグルーブが歪曲された歴史認識についての復権を訴えるデモを展開していたとのこと。