オアフのRHHJの取材には、Kumuチャールズ、ミスアロハフラのMahealani Mika Hirao-Solemと、KumuのKaui Kamana'o、そして、Hoku Zuttermeister、そして私?というメンバーが勢ぞろい。個人的にはコーディネートがうまくできてよかったのですが、でも、番組的には、あまりNot Goodだったのかなという感じです。
ここは、ハラウのブログですので、ハラウとして、またフラとハワイとを向き合っている立場として、少し書きたいと思います。
ハワイ関連のTV番組の製作をどのようにコーディネートしていくか、とても難しいです。
自分やハワイ人達が紹介したい「ハワイ」と、
番組上取り上げたい「ハワイ」は大きく隔たりがある。
番組は、スポンサーのためにあるもので、お金を出しているスポンサーが宣伝するために、番組が成立する。
すなわち、スポンサーがいなければ番組はできない。
私やクムフラやハワイ人が、番組の中で伝えたい、本物のハワイ、リアルな部分を紹介したい、という信条とは裏腹に、視聴者が何を望んでいて、どのようにハワイを伝えたら、皆が喜んでくれるのか?という部分。
これら歴史に関する番組作りは、スポンサーはいない。ヘイアウの話に、誰がスポンサーをしてくれるのでしょうか・・・。そう考えると、とても残念で仕方がない。
特に、ハワイ島の取材の際、どうしても私がお勧めする場所は、史跡が多くなります。
なぜならハワイ島には、むしろ、史跡しかない。からです。
でも、番組製作で求められているものは、昔そこで何が起こったか、というよりも、今そこで日本人観光客が楽しめるアクティビティは何か?おいしいものは何があるか?それを紹介することが求められます。
「ヒロさんの紹介する場所は、史跡ばかりで面白くない」
と、言われたのには、とてもショックを受けました。
ハワイで何を求めるか?それはその人それぞれによって異なります。
なので、その楽しみ方については、否定したり非難することではありません。事実、私自身も、ハワイが好きになったきっかけは、「リゾート地・ハワイ」だったからです。
作られたリゾート地・・・
たとえば、Kohala地方は、雨が全く降らない、サバンナ気候から砂漠気候です。つまりここには雨がほとんど降らず、草木が生えにくい。
それなのに、WaikoloaからHapuna、Maunalaniというリゾート地には、なぜ、緑が多いのか?
リゾート地は晴れている方が好ましいですよね。しかし、それは実は砂漠気候だから。
そこに緑を生やして、あたかもとても緑の中にいるような、錯覚に陥る。
それは、一晩中、スプリンクラーで散水をしているからです。
その真水は、コハラ山脈から強引に引いてきたパイプによってもたらされています。
砂漠にリゾート地が開発されると、山の水が不足し、大地が枯れる。
そのいい例が、オアフ島の、Ka'ala地方。
ホテルの乱立によって、水不足になり、タロイモ畑が枯れ、そして畑はなくなっていったのです。
その事実を知る人は少ない。
ぜひ、スポンサー主導のハワイに関する番組作りではなく、もう少しありのままのハワイを伝えてほしい。
それは希望的な観測も含めての話です。
今の番組に、私がコメンテーターとして入ったところで、それが意味することは、単に視聴率を増やそうとする番組の意図に操られた自分がいるだけ。「一体自分は何をしているのか・・・」と苛むこともあります。
そこには、誰がKumuで、この人は何をしていて、ということは関係なく、
ただ単に面白いものを探す、ということに固執する「つくられたハワイ」があるだけなのです。
ハワイを好きになるきっかけは、いろいろあってもよいと思います。リゾートでもOkです。
でも、次のステップには、ぜひ、もっと深い、歴史を学んでほしいし、もっと事実を知ってもらいたいです。
だから、事実を伝えたい。
そのために、このハラウがあり、Haumanaを集め、そして、フラを通じてハワイそのものを学んでいく。
せめて、Haumanaには、理解してほしいと思っています。
今月中に、「ハワイに恋して」の収録で、オアフ島と、ハワイ島にいくことになりました。
ボランティアですが、日本のみなさんにすれてないハワイの魅力を伝えたいと思っています。
っという話をしているところ、「一緒に行きたいんだけど・・・」とKumuに話をしたら、
「いいよ。スケジュールOK!」ってことで、一緒にハワイ島巡りの旅に出ることになりました。
・・・歴史上の場所を巡りながら、クムと2日間のハワイ島めぐり。
本当に恵まれていると心から思います。
時間はあっという間に過ぎて行きます。「今度ね」ということが一生できなくなってしまうものです。
思い立った時にアンテナを張り、機会を掴む。
これができる人は少ないものです。
全く知らない環境に、今までの自分を捨ててまで、飛び込むことができれば、きっとすぐに道は開けるはずです。でも蘊蓄で武装してすべてを吸収しようとしない気構えでは、おそらく無理でしょう。
私自身、時々は大学生相手に教鞭をとる時がありますし、人に物事を教えることをを続けて10年以上になります。どのように伝えたら理解をしてくれるかを考えています。ただフラを長くやっているから指導も上手い、という、evidenceに欠けることではなく、わからないことに対して単なる経験則ではなく、客観的な根拠を示すことが必要です。理解をせず、単に「このように教わってきたから、あなたもこうしなさい」という、伝言ゲームでは、後任は育たない。
このごろ、指導のスピードが早い状態が進みますが、理解を深めるための、気持ちの準備と体力的な準備をお願いしたい。
フラを習うきっかけはいろいろあります。「楽しそう」とか、「おもしろそう」とか・・・。
日本には生まれながらに宗教心が薄れてしまっています。
「宗教」と一蹴してしまうと、誤解を生じてしまいますので、むしろ「信じる心」、「信仰心」といったほうがいいでしょうか。
目に見えないものを、信じること。ということに近いと思います。
日本でも「スピリチュアル」とか「スピリット」という言葉をよく耳にすると思いますが、
スピリットは、「魂」、とか「霊的」、と訳されます。
フラの中には伝説上の人物、昔話、物語のことが表現されます。
Peleの恋人だった、カウアイ島のLohi'auを見た人はいないし、第一、PeleのMeleはたくさんあるのに、すべて物語です。
Hi'iaka i ka poli o Peleや、Hopoeであっても。フラの神であり、自然の神であるLakaも、実在しているのか?と言われたら、科学的には実在しない。
日本だって同じです。
「ももたろう」、「かぐや姫」作り話かもしれません。天照大神も、実在しない。
閻魔様も本当にいるのかどうかさえ、分からない。
クリスマスのサンタクロースだって、その信憑性について語る難しさは、その立場立場によって変わってきます。
だから、あえて申し上げるとすれば、
Lakaはいつでも自然の中にいて、姿、カタチを変えて、自然のバランスを調整しながら、私のフラを見守ってくださる。
私だけでなく、フラに携わる人であれば、必ずそう思っているはず。
Kalakauaを賛美すれば、雨が上がり、太陽が照る。
Peleを賛美するには、Aiha'aで。
フラに関わるハワイ人は大人になっても自分の島に誇りをもち、フラに関する神々を祀る。
一方、日本人の中で純粋に「信じる心」を持っているのは、せいぜい小学生低学年まででしょうか。
ハワイ人は、大人であっても、「信じる心」を持っています。
私たちは日本人で、ハワイ人ではありません。たとえ「ハワイアンネーム」のような表面上なものを付けたところで、ハワイ人にはなれないのです。
結局形だけ、振付どうぞ、という感じでしょうか。
「魂」、「信じること」を学び、実践することから、内面からフラに向き合うきっかけを得てはいかがでしょうか。神道であり、仏教であり、それは日本古来の心の学習でもあります。ハワイ人の考え方は、神道にとても近い。もちろんハワイでも神道の神主さんは高い位に居るのです。
海外に居ると、日本人としての宗教心を持つべきと感じるもので、その後帰国してから、勉強と巡礼を重ねております。別に特定の宗派がどう、ということではありません。「仏教徒」としての気持ち、だけです。
こんな話をすると、嫌がる人もいるかもしれませんね。
日本人がタブーとする話だからです。なぜでしょう?
宗教心を持たない人間ほど、海外に住んだときに恥ずかしい目に逢うのです。それがわからないのは、無宗教の日本人だけなのです。
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |